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『革命』が細々と小説を載せたり、ライトノベルを書いていて思ったことを綴ります。
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みなさん、お久しぶりです!
だ~いぶ小説の投稿が遅くなりましたが、第三章へ突入です!

今まで何をしていたかというと、次回作の構想をもくもくと妄想……
基本的にほとんどを頭の中で作ってから書き始めるので、
それまでは頭の中がその構想で一杯なんですね(笑

半分暑さでだれていたのもありますが!
オフィスにクーラーが未だ入らないのが一番の問題です

では、小説をごゆっくりどうぞ!

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 三人が辺りを物珍しそうに見ているのと同じく、今まで音楽を演奏していた人も、露店の呼び込みをしていた人さえもが三人に視線を向けていた。
「あれ? なんか目立っちゃってない?」
 瑞夏が小声でささやいた。
「もしかして……向こうから見たら私達っていきなり現れたように見えていたり……しませんよね?」
 明らかに注がれる視線が、聖の予想が正しいことを示していた。
「お、お姉様……」
 見たこともない古代の人々、来たことのない街。その真ん中で注がれるような視線を受け、亜季奈はなんだか怖くなって瑞夏の手を強く握りしめた。
「一旦! 逃げるわよ!」
 それは二人も同じだったのかも知れない。瑞夏は聖の手を取ると、一目散に走り出した。階段を駆け下り、アーケードをくぐり抜ける。
 なんとか人混みのピークを脱したようだった。その中でもあまり人気がない書店に滑り込む。カウンターに座って新聞を読んでいた老人が一瞬視線を向けたが、関心がないようで老人はすぐに視線を新聞に戻した。
 外を窺おうとした瑞夏を聖が手で制した。その代わり聖が入り口からそっと外の様子を窺う。楽しそうに談笑しながら歩く若者や自転車でよろよろと走る中年の男。
「大丈夫そうですね。少し警戒しすぎたみたいです」
「そうね……何気なく人の流れに紛れ込みましょう」
 亜季奈は瑞夏の手を握ったまま後ろから着いていく。初めは不安だったこの街も、逆にどうどうとしていれば誰も関心を示さないことに気付くと少し気が楽になった。
 そう思ったのも束の間だった。急に立ち止まった瑞夏の背中に亜季奈は顔を突っ込んだ。何事かとそっと覗き込むと、瑞夏と聖の前には三人の若い男が立ちはだかっていた。見るからに怪しい目つきで舐めるように見下ろされ、背筋に嫌な者を感じた亜季奈は瑞夏の後ろに隠れた。
「ええやん。そう言わんと一緒に遊ぼうや」
「何を言われているかは存じませんが、お断りします」
 正直な所、亜季奈たちには彼らが何を言っているかが半分程度しか理解出来ていない。早口でまくるように話しているのもあるが、何より時折混じる方言が解読出来ない。きっぱりと丁寧な口調で断る瑞夏をよそに、若者たちはなおも言葉を重ね続けていた。
「聖。行きましょう」
 これ以上は何を言っても無駄だと判断した瑞夏は、若者たちの脇をすり抜けようとした。その行動が若者たちの頭に火を付けることとなった。若者の一人が声を荒げて瑞夏の腕を取る。静かに瑞夏の視線がその男に向けられる。
「怪我……するわよ?」
「ああ?」
 一瞬の出来事だ。瑞夏の腕を掴んでいた若者が空中で綺麗に回転した。仲間をやられ引っ込みが着かなくなった残りの二人も、勢いに任せて瑞夏に掴みかかろうとした。だが、彼らは瑞夏に触れるどころか、彼女の前に立ちはだかった聖によって、背中を地面に強く叩きつけていた。
「やっぱり……危険でしょうか?」
「たぶん大丈夫よ。どこにでも居るのよね。身の程を知らない人って……」
 そんな軽い会話を交わしながら二人は苦痛に蠢く若者の間を素通りする。瑞夏に手を引かれて亜季奈も恐る恐る若者たちの間を通過した。
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